楽しいジョギング教室 6日目

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  大阪教育大学市民講座にて
 前回の土曜日から2週連続して講習会はお休みがありました。おかげさまでこのHPも形ができてきました。それまではコンテンツをとにかくまとめるのに時間が掛かってとてもHPに時間が取れなかったのです。

 本日は、前回までに測定した速度を3段階変えて800m走による心拍数と走る速度の関係とコンコーニテストの結果による個人別の心拍数ターゲットゾーンを佐藤光子先生が計算し、全員に配ってくれました。(先生は通信簿と言っていましたがランナーにとってはまさに通信簿ですね。)

 ターゲットゾーンの上限値は、コンコーニテストで得られたHRTにおける速度を800mによる心拍数と速度の関係から心拍数を割り出したものです。

 コンコーニテストでの速度は100mづつ変化させているので正確な速度と心拍数の関係にならないため2つのデータを使うのです。なるほど。

 私のHRTは243m/分(4分7秒/km)のところにあり、この速度に相当する心拍数は、152拍/分ということになります。お、遅い・・・。

 HRTは経験上ATより速いので私がフルマラソンを走るなら確実に4分10秒より遅い速度で走ることになり、仮に自分のATが4分20秒ならフルで3時間3分となりサブスリーを達成できない!のです。
 
 ショックはショックですがまだまだフルマラソンに備えた練習を始めて一ヶ月、もうあきらめるなんて到底できません。なせばなる、Nothing is imposible.です。

 一方、うれしくなるデータもありました。最大心拍数が意外と高く174拍/分もあったのです。

 先日、コンコーニテストにおいて最大心拍数は169と書きましたが、あの値は5秒間の平均が表示されるので、PCで瞬時データをアナログ的に見るとこの174が最大として記録されていたということです。

 この最大心拍数からLT(AT)を計算させるには係数の幅が0.75〜0.9まであり誤差が大きいのですが、自分のATが152以下であることから
仮にAT=148とすると

  (148-52)/(174-52)=0.79

 となり、今の自分のランニング効率は0.79とこの幅の中ではかなり効率の悪い部類になり、改善の余地(将来の可能性)がアリアリと何でも自分の都合のよい方に解釈してしまいます。

 これからは仮定の話ですが、ランイングフォームやインナーマッスル強化や持久力の強化を行えば先ほどのランニング効率は向上し、3時間3分のバーチャルレースタイム(まだ見ぬ記録、机上の空論)も改善できるということです。




 さて、楽しく走るためにはイージーペースを掴んでおくことも大事です。で、顔をゆがめなくてもラクラク2時間は走れるようなイージーペースとはいったいどのくらいのスピードなのでしょうか?

 これは、佐藤先生の経験からだいたいHRT-20の値を超えないくらいの値となります。本日は、これらの講義が終えたあとの約70分間を各自の通信簿に書かれたHRT-20を一定にするスピードで走ってもらうことを体験してもらう授業です。

 夕焼けランナーズ(本教室の歴代卒業生)のみなさんにペースメーカーを勤めてもらい、下のような3組のペースを作って皆でキャンパスのジョギングコースを走りました。7分/kmの組のみなさんは本当に楽しそうですね。イージーペースなんですからこうでなくては・・・。


 
7分/kmペースの組        6分/kmペースの組        5分/kmペースの組
   

 このあと実際に心拍計を持って走ってみるとこのHRT-20=イージーペースは、自分にもあっているなと思っています。

 15kmを平均135拍/分と少しオーバー目の速度で走るとバテバテで最後は心拍数を10もあげないと同じスピードで走れませんでしたが、その2日後に平均131拍と自重してみると最後まで心拍数もあがらず楽に走れたのです。これならもっと遠くまで行けるな、と言う感じです。

 よって、マラソンに向けた初期トレーニングでLSDを中心とした脚力を作るには、このHRT-20がちょうど良いペースということになります。


 <番外編1>

 いつもの突撃佐藤光子先生質問コーナーです。

 呼吸法とは、ランニングフォームについで正しく走る方法として必要な因子として実践ランニング読本http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4381104013/qid=1093351623/ref=sr_8_xs_ap_i1
_xgl/249-4152240-9550734
にも紹介されておりその中では吸って吸って吐いて吐いての2-2呼吸法を薦めております。

 ただ、自分がこれをやるとどうしても息苦しくなって続けられないのです。ユックリ走っていてもスッゴク不自然で10分も続けられません。本当に呼吸法とは必要欠くべからぬものなのでしょうか?

−Answer−
 佐藤光子先生は、まず誰がそんなこと言ったの?と大笑い。不自然なことはされなくてよいですよ。自然が一番です。こうでなくてはならないと言うことはありません。とおっしゃいました。
 
 呼吸のリズムは走る速度によっても異なり、普通、2歩で1呼吸というものがあります。自分で呼吸のリズムをコントロールできるのは余裕のある間で吸って吐いての1-1から1-2、2-2、2-3といろいろなリズムがあります。このなかでも吸って吸って吐い吐いて吐いての呼吸法はオモシロイですよ。と薦めてもらいました。

 兎に角、自然が一番と佐藤先生は力説されていました。結局、私は呼吸法と言うものがあわないので先生のお言葉がありがたかったのですが、これもまた個人差なので合う人も当然居るでしょう。呼吸法が合う人は心拍数に併せてリズムを変えるなどためされたらどうでしょうか。


 <番外編2>

 飲み屋の街、鶴橋へ

 キャンパスランで一緒に走ったときお話させてもらった夕焼けランナーズの湯浅さんと大学内のジュース自販機前でばったり会いました。これからビール一杯と生レバーを食べに鶴橋へ寄り道するのだといってジュースをガブリ。
 話をしているうちに湯浅さんは、教室に7年前くらいに入り、月2回の夕焼けランナーズの練習に通って、ときたま鶴橋に寄られるそうです。話を聞いているうちに自分も一杯くらいならいいかなと思いご一緒させてもらうことにしました。

 鶴橋は、焼肉の街、駅を降りると焼肉の匂いが構内に漂っています。一路めざしたのが百番というお店。ここは生レバーのほか小海老のから揚げ、オムそば(オムライスのライスの代わりに焼きそばが入っている)がおいしいのだそうです。話を聞くと益々行きたくなってきました。

 駅から歩いて3分近くにありました。2階が入り口で入ると結構広い店内はお客さんでぎっしり。カウンターは開いていたので座ろうとしたらここも予約が入っているのだそうだ。土曜日にこんなに混んでいるのはめったにないとのこと。湯浅さんと店長は顔なじみで店長はすごっくこまった様子。次回は勉強させてもらいます。と言われてしまい、ジエンド。

 それではと向かったところが中島屋というお店で最近、行ったことはないが昔からコテコテの鶴橋の飲み屋として知られたお店らしい。何がコテコテなのか?興味深深で入ってみると、湯浅さんはポカンとしている。後から訊いてみると、昔はもっと汚い印象で客層もおっちゃんの巣窟といった感じだったそう
です。

 今は、店の中は小奇麗で明るく、厨房のマスターも帽子をかぶってネクタイまでしている。お客さんも年齢層が若く、ネクタイ姿の人もいました。

 今日は百番といい中島屋といい変な一日だったなーとしみじみ。なんとしても百番へ行ってみたいと思った自分でした。
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