完走記

2005年11月23日  福知山マラソン  3時間6分43秒(公式)

準備〜助走
 
朝、4時20分に起きた。6時15分に京都からバスが発車するので、5時15分栗東駅発の電車に乗る計画。
 今回は、減量に失敗して昨夜の時点で61kmと重すぎ!よって朝ごはんは、直前のバスで食べる以外にはあまり食べたくないのでお餅を2しか食べなかった。
      
 JRに乗って、いつも儀式でもあり、左腕に目標スプリットをマジックで書き込む。HPの日記では前半10kmまでは、若干下り坂、10kmすぎから30kmまでは高低差60mの上り坂、そこから40kmまで50m下ってというコースなので10kmまではkm4'10”、そこから最後までkm4'15"のペースで計算。この計算でいくと2時間58分30秒で走ることになる。
 京都から篠山までABCマラソン用にチャーターされたバスが5台、大体40人位詰み込まれたら7時前から順次出発。自分が乗ったバスはちょうど7時に出発。
 バスの中では寝ている人もいたが交感神経を働かさせるため、寝ない。
 7時30分過ぎに2度目の朝食。11時スタートなので3時間前ぎりぎりに3個食べる。おにぎりの中に納豆を入れてもらった。結構いけるが作るのは大変だったらしい。8時すぎお茶を飲む。1ヶ月ノンカフェインですごし、ここでカフェインローディングを行う。5時間しか効かないらしい。
 8時30分に現地に到着。受付を済まして用意したスペシャルドリンクを預ける。
 15、20、25、30、35、40km地点に1本づつ、パンダの旗つきスペシャルドリンクを預ける。
 <スペシャル1本の中身>
1)カーボショッツ25g
2)クエン酸 5mg
3)ペプチド大豆(キリンアミノパーフェクト)3.24g
4)食べる酸素8粒  3,4)は粉状にすりつぶし。
5)ミネラルウォーター100cc
 S.D.を預けてひと安心。うんこも出で2安心。
 9時〜着替えてJOG2km、ストレッチ、JOG2km、流し2本でUP終了。
 レース用に着替える。気温は低めなので長袖Tシャツをチョイス。ランパン、手袋ランパンにはホッカイロを貼り付け、手袋にも両手にホッカイロを握り締める。
整列中になるべく冷えないようビニール袋をかぶる。
 10時〜TOPTENとマカ3粒、お茶で最後のカフェインローディング。
 10時35分、列移動5分前に小便!あせる。
 10時40分 整列。5026番(2000人後ろからのスタート順)のゼッケンを無視して(大会役員の人には予め了承をもらったけど)前から10列目位までの位置を確保。いよいよスタート、気温2.5℃。












レース前半

11時、スタートの合図があって心拍計のストップウォッチをスタート、スタート地点に来るのに約10秒、ここから左手のスプリットタイマーをスタート。25kmまでは5km毎の表示と大会要綱に書いてあったが、最初の5kmまでは1km毎の距離表示があった。初めの1kmが4分50秒!ゲー遅い!!もう予定より40秒もオーバーした。最初の30秒ほどは混雑していたがその後は自嘲気味に走ったせいか?次の2kmも8分50秒くらいで走りもう約60秒も遅い。スロースターターの自分であるがサブスリー達成まで初めの3kmで90秒の貯金のうち60秒も使ってしまった。ここらで第一回目のあきらめモードが頭をよぎる。
 3kmすぎでかぶっていたビニール袋をとりスピードを上げる。このとき、下腹部につけホッカイロもとって捨てる。

5km地点で21’29”と目標より40秒まで持ち直した。このままのスピードでいけば目標に近づいていくことがわかり少し気を取り直す。
 6kmすぎあたりですっごくゆったりとしたフォームで走っている人に追いつく30○○番さん。その横にも楽そうに走っている31○○番さんがいてなんとなく、直感でこの人たちはサブ3いけるかもと思い、自分はこの人達のコバンザメになることにする。まもなく30○○番さんが脱落。あれー?と思ったが31○○番さんは、相変わらずいいペースなので風除けも兼ねてくっつく。
10km;42'05"。この間のlapは20'36”とやや目標累計タイムに近づくことができた。すぐ給水があり、給水で31○○番さんに離される。すぐに追いつこうとはしないで、離された距離をこれ以上離されないよう注意して走る。感覚的にはつらすぎる向かい風で結構風も強い。こんなキツサで42km持つのか?もたんだろうと思った。なんとか12km地点で追いつきまたピッタリとつく。ここら辺から上るが
31○○番さんはスピードを落とさない。自分も必死でくらいつく。心拍は160bpmまであがった。
15km;63'32"。この5kmは21’27”この15km地点後に給水ポイントがあり初めてのスペシャルドリンクをとろうとしたが見当たらない。ここで約15秒くらいロスか?結局見つからずそのまま、単なる水だけもらって走り出す。このタイムロスがなければ多分21’05”位で入ったものと思われる。はじめてのスペシャルドリンクを取り逃したこともあり精神的にダメージがあった。このもたつきで31○○番さんは姿かたちも見えなくなった。しかたなく、自力で走っているとまたもや堅実そうな人見っけ♪。またもやコバンザメ作戦。
20km;84'36”。この5kmは21’04”。スペシャルドリンクのタイムロスを考えると出来すぎのペース。ここら辺から30kmが上り坂と向かい風で一番きつかった。コバンザメしてなかったら脱落していた。この20km前の給水ではじめてスペシャルをゲット。甘すぎるカーボをクエン酸で緩和しており飲みやすい。それでも給水するとペースが落ちるので前に着くのが非常につらくなる。給水で離す離されるというがなるほど飲むほうに気をとられると離されるなーと実感。それでも、今回スペシャルをレース中に飲めたのは自分がペースを維持できた根拠の一つであることは間違いないだろう。ぜんぜんお腹が空かなかったし、パワーが無くなったと言うことも感じなかった。中間地点通過1時間29分47秒。なぜかこの値を見てもなにも感じない。鈍感か?まだあきらめない。
25km;106’08”。この5kmは21’32”。目標より42”も遅いLAPを刻み、万事休す。この25km後の給水ポイントでも自分のスペシャルが見つからない。20kmで飲んだありがたみが身にしみたのでひつこく立ち止まって探す。5000番台のスペシャル置き場を端から端まで見渡す。ない!。クソー、タイムロスし損やー30秒くらいロスか。ここで教訓。ないならすぐあきらめる。このアクシデントでまたもやペースメーカーを失う。
30km;128'14”。この5kmは22’06”2回目のタイムロスが響いた。この時点で目標タイム+94秒でこのあと目標タイム通りに走ってサブ3が達成できない。この30km手前くらいから元気な人が抜いていく。その人は沿道の人の応援にオウオウと応えながら走っていく。自分に気合を入れてるんだ。自分も自然と沿道の人子供の必死な声援に気づき始める。ガンバレガンバレーて大声で言ってくれてる。自分もがんばらなくっちゃっていう気にさせてくれた。応援ってムダじゃないんだな。ありがとう。その元気な人についていくことにする。
























レース後半

35km;149’21”。この5kmは21’07”。ほぼ目標ペースに回復。元気なおじさんと沿道の応援と下り坂と追い風などなどに支えられながら快調にとばす。マラソンは30km過ぎからが後半の半分と思って走れと誰かのHPで読んだことがある。自分は今回が初めてのフルマラソンなので30kmすぎから緊張した。いつくるか?ガクンとくるのはどの程度か?と今か今かと思いながら走る。35kmまでは何事も無かった。あと7.2kmかゴールが見えてきた感じ。
40km;170’32"。この5kmも21’11’と目標ペース。元気なおじさんについていくが時々離れる。自分のペースが遅くなるのか?相手が速くなるのか?自分では遅くなったつもりは無くても疲れてくると気づかないうちにペースが落ちるもの。離れたときにあきらめようとする頭に反抗するようあの人の後にサブ3の壁が見えるって暗示を掛けました。あの壁を超えないといけない。こえたらサブ3。ほら目の前にあるじゃないか!ってね。35kmからはよくこんな壁がみえてきた。
あと5km、37.195kmのところで時計をみると2時間と38分くらい。これからあと5kmを22分くらいで走ればサブ3じゃないか?!ってことですっごく元気になった。それにしてもガクンと来ない。いつしかこの恐怖は頭から離れていた。
 38kmくらいのところで元気なおじさんがエイドステーションのバナナを取りに立ち寄ってしまい、ここから一人旅。それでもあと5kmを超えたところから1km毎にタイムチェックしてなんとかいけそうの感触をもっていたので元気にならないわけはない。
 前にオレンジ帽子の人が見えてきた。約3km走って41kmすぎのところあと1kmも過ぎたところで並んだ。このまま付いていくにはペースを落とす事になりそんな余裕もないんじゃないか?ギリギリだぞ!って思って抜く。抜き際に「速いですね」って声を掛けられ、「サブ3、間に合わなくなりますよ。」って、もう余裕のない応え方。アホやー。
 そのままオレンジ帽子を抜いて最後の角を曲がって、ゴールが見えた。電光掲示板は、まだ3時間09分○○秒だ。10分前に登録選手がスタートした時間を起源としているので実質まだサブ3、ヤッター、小さくガッツポーズでゴール。手元の時計では2時間59分40秒。最後の2.195kmは9分8秒であった。(
公式HPの発表では2時間59分46秒)このあとまもなくして、オレンジ帽子も到着・後から声をまた掛けてくれて、「サブ3、やりましたね。自分が最後(のサブ3)だったみたいですよ。」って声を掛けてくれました。あーこの人は自分のサブ3達成の生き証人様だーっと自分が達成したことを実感させてくれました。

<反省>
1)小便がギリギリになって整列が遅れました。小便専用便所があることに気づかず対応が遅れたのが反省。もっと早めに会場の様子を把握しておく。特にトイレのロケーションが大事。
2)スペシャルドリンクの栄養と味付けはGOODだったけど、取り損なったところでうじうじしてもしょうがない。ロスは最小限の2〜3秒程度に抑え、無ければないでいいよ位の気持ちに切り替える。
3)初めの入りの3kmでの遅いペースは、反省してもしょうがないか?ここで無理にペースを上げなかったから体が温まってからのペースUPだったから、ダメージが最小限に抑えられたのかもしれません。それでも初めの3kmまでで60秒のハンデはきつかった。
4)あとは、出来すぎというほどのイーブンペースでした。ここら辺がなぜできたのか?これを解析する必要があります。のちほど、このHPのどっかに載せます。

あなたも6ヶ月で出来るサブ3講座なんてね。
 
  紺の長袖Tシャツ、白のパンツ、ピンクの手袋が「かわちゃん」




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