NHKスペシャルでの長寿達成法番組を振り返って見ます。40代〜60代の被験者4人が30パーセント減らした食事を7週間続けただけで、長寿を担っているサーチュイン遺伝子が
目覚めて働き始めました。現代人のサーチュイン遺伝子は、飽食のため、殆ど休眠中で、
その結果、老化が進行します。しかし、飢餓状態になると目覚め、細胞中のミトコンドリアを
活性化させてエネルギー効率を高めます。更に、活性酸素の害を防ぎ、免疫力低下、
動脈硬化、高血糖、惚け、骨粗鬆症、脱毛白髪等の老化症状を防ぎ改善して、美肌と
持久力と抗がん作用を高める、っというものでしたね。すっごい、効果・・・^^;ホント?
マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士らが1999年に発見した“若返り
遺伝子;サーチュイン遺伝子”で、近年、急速に研究が進んでいるのです。
番組では大学で20年ほど飼われている猿集団の比較実験が紹介されました。人間での70歳相当の猿二頭での比較では、飽食の猿は毛が抜けシワがより見るからに老いていました。対して食事30%減の猿は毛ツヤは良く、肌も張りがあって元気で若々しかったのです。
更に、脳の断層写真でも萎縮はなく、記憶力も良く、持久力も優れていました。実験では
40%減食が一番サーチュイン遺伝子の増加が見られましたが、それでは挫折する
可能性が高く現実的ではない。臨床実験では、一般では25%減が良いとされていた。
減食ではなく薬物でサーチュイン遺伝子を活性化させる方法も紹介していました。
薬品名はレスベラトロールで、1939年に北大の高岡道夫氏が有毒なバイケイソウから
発見しました。動物実験では、長寿、抗炎症、抗癌、血糖降下、放射線障害抑止などの
効果が確認されています。
但し、過去の研究ではサーチュイン遺伝子がレスベラトロールによって活性化されると
されていた。しかし、ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの研究チームの英科学誌
ネイチャーへの発表によると、その研究結果は否定されています。
その一方、空腹による寿命が延びること自体は否定されていません。スイス連邦工科大学研究者の発表では、サーチュイン遺伝子の寿命延長効果に疑問を呈する一方で、健康上の利点を述べています。たとえば、マウスなどの哺乳類を、加齢関連の疾病による代謝ダメージから守る効果は間違いなくある。加齢による衰えを遅らせ、先天性・後天性の病気の治療として有望であるということです。言い換えると、サーチュイン遺伝子が直接に寿命を延ばす効果はないとしても、食べ過ぎによって身体が受けるストレスを緩和する効果があることは間違いないのです。
「腹8分目は健康の源」という昔からの格言は的を得ていたということです。自分は一日
一食にしていますが、晩御飯は1000kalくらいおなか一杯に食べてしまっているので、
本当は、3食を70%に抑えたほうがいいのでしょうね。
朝食食べようかな?
ちゅーことで今日はお昼と夕方に2kmずつ走って歩きました。とはいえ1kmに8分30秒もかかってゆっくりですが走れました。
明日もそれくらい走れればOKです。それでは、また。
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